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理想の知財翻訳者を求めて

プログラム概要

知財翻訳は、言語・技術・法律という3つの側面をもつという多面性により、産業翻訳のなかでも稀有な存在である。一方で、翻訳物が長期間にわたり複数の場所で利用される点と、これに付随するステークホルダーの多さもまた知財翻訳を特別なものにしている。ステークホルダーには、出願人企業、各国の特許庁、各国の代理人(知財事務所)、翻訳会社、翻訳者が挙げられる。日本知的財産翻訳協会では、「知財翻訳検定」試験の実施を1年間休止し、その間に試験内容を改めて見直すことで、刻々と変化する時代のニーズに即した「求められる資格・取りたい資格」となるべく調査研究を開始した。研究の出発点として、「時代に求められる知財翻訳者像とはどのようなものか?」を各ステークホルダーにヒアリングし、理想の知財翻訳像をあぶりだす一助にする。本講演は、この研究の出発点を、広く知財翻訳に興味関心をもつ皆様と共有することを目的とする。


オンデマンド配信スケジュール

2024年10月29日(火)~11月30日(土)

登壇者

長友 陽子

ナガトモ ヨウコ

長友 陽子

NAGATOMO YOKO

日本知的財産翻訳協会/園田・小林知財サービス株式会社
理事/取締役 翻訳部長

大学にて演劇を専攻し、卒業後は英国に留学し舞台芸術と英語を3年間学ぶ。帰国後、演劇活動の合間にアルバイトをしていた都内一流ホテルにて英語力を買われ、コンシェルジュに抜擢。顧客満足のために奔走しつつ、通信教育で知財翻訳を自宅学習。10年間勤めた同ホテルを出産を機に退職し、2014年に特許事務所(現在は分社し同事務所のグループ会社)に入り所内翻訳者として知財業界でのキャリアをスタート。同社にて2016年より翻訳部長、2019年役員に就任。

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