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新潮社の元校閲部長直伝! 
その日本語、ヨロシイですか?

プログラム概要

AI翻訳が全盛の昨今、機械・AI翻訳の出力をポストエディットして、コストを抑える動きがある。一方で、従来通りの校正・校閲を経た翻訳も残っている。新潮社の元校閲部長であり、校閲講座の講師も務める井上孝夫氏を迎えて、校閲者の厳しいチェックを受けた文章がどのようにして世に出ていくのか、校正・校閲の現場、実務について話を伺う。聞き手は、出版翻訳も手がける翻訳者の矢能千秋。よりよい日本語にするための仕事道具、裏とりの技などを紹介。普段は直接やり取りをすることがない校閲者と翻訳者が、日ごろの疑問をぶつけ合う。

英文に出てくる英語以外の言葉を、どうやって調べるのか? 翻訳者の手を離れた原稿の裏とりを校閲者はどこまでするのか。AI時代に生き残る翻訳者に役立つこと必至。その日本語、ヨロシイですか? という井上氏の問いに、翻訳者が身を挺して挑む。

オンデマンド配信スケジュール

2024年10月29日(火)~11月30日(土)

登壇者

井上 孝夫

イノウエ タカオ

井上 孝夫

INOUE TAKAO

新潮社校閲部元部長
現在はフリーの校閲者

1954年生れ。東京大学文学部言語学科卒業。1976年新潮社入社。一貫して校閲部に勤務し雑誌・単行本・文庫などさまざまな校閲に携わる。2019年退社。元校閲部長。諸言語を学んで来たので翻訳物の校閲を得意とする。趣味はイラスト・マンガを描くこと。また私的なライフワークとして言語関連の翻訳も行なっている。現在は社外校閲者として校閲を継続。「新潮社 本の学校」の校閲講座の講師も務める。

矢能 千秋

ヤノウ チアキ

矢能 千秋

YANO CHIAKI

翻訳者

米レッドランズ大学社会人類学部卒業。サイマル・アカデミー翻訳者養成コース本科(日英)修了。英語ネイティブ校正者とペアを組み、スピーチなどCATツールを使わない日英翻訳に従事。サン・フレアアカデミー、フェロー・アカデミーなどで講師歴あり。

訳書に『ネコ全史 君たちはなぜそんなに愛されるのか』(ナショナル ジオグラフィック別冊)、『サートフード・ダイエット あなたが持っている「痩せ遺伝子」を刺激する方法』(光文社)、『きみがまだ知らないティラノサウルス』『きみがまだ知らないトリケラトプス』『きみがまだ知らないステゴサウルス』(早川書房)、共訳書に『世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑』(河出書房新社)がある。

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